小さなあたまで大さわぎ by りりん

不安障害(不安神経症)パニック障害とうつの記録。

パニック発作が頻繁に起き始めた頃。

こんにちは、ひかりです。

 パニック発作総論

わたしは、30代のときにパニック発作で倒れました。それまでも、実は何度かパニック発作を起こしていて、自分のなかでは死ぬかと思うくらいひどい発作を繰り返していましたが、あるときの大きな発作を機会にして、一歩も外へ出られなくなりました。

 それまで、何年間かかけて、じわじわと少しずつ発作はひどくなっていきました。うすうすおかしいなとは思っていましたが、そのつど、やりすごして(とても気になっていたが)何年も経ったので、じわじわと発作がこころに定着していったのだと思います。

 

 電車に乗っているときに、

「もしも具合が悪くなったら、いまここで具合が悪くなったらどうしよう。降りられない、降りられたとしてもどうしたらいいんだろう」

と考えただけでもう具合が悪くなってくるのでした。そのころはそれはもうどうしようもない自然現象のようなもので、この考えが浮かんできたら、ドキドキが始まってきました。

 

 

いまは、いろいろな方がいろいろなところで、パニック発作が起きたときのことを書いていると思います(ほとんど読んでいない)。が、昔はネットもこんなに発達していなくて、どうなっちゃってるのか、わけがわからない状態でした。そうすると、自然に、

「わたしはどっかおかしいんだ」

という考えにたどり着きます。

 

大きな発作が起きたとき、どこか病院へ行きたい、と家族に頼みました。家族もこんなのはわけがわからない。内科へ連れて行ってもらったがわからない。心電図を取って(ドキドキしているから)も異常はみつかりませんでした。こんなにどきどきしているのに。

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少し家で休養してくださいと言われ、胃薬(いつも胃が痛かった)と下痢止め(下痢が多かった)とお薬(いまのようにお薬手帳もなかったし、薬をいちいち説明してくれるような仕組みもなかった)をもらって飲みました。

もう怖くて一歩も家から出たくないのだけど、この苦しみから逃れたい気持ちがとても強かったのを覚えています。

 

いま考えてみると「なるべくしてなった」と思えるような原因のようなものも思い浮かぶのだけれども、ひとつではなくて、相乗効果で、あるときついに火山が噴火したような状況だったと思います。それも、長い年月をかけて少しずつ気づいてきたことですが。

 

「わたしはどっかおかしい」のかもしれない。

 

この考えが頭にこびりついてしっかりと根付きました。

 

このとき、

そういうことは誰にでもあるんだ、と思えたら

不安になることは誰にでもあるのだと思えたら、

頭にこびりつくことがなかったら、

ある程度やりすごすことができたら、

 

パニック障害にはならずにストレスをなるべく減らして休むことができたら(そういうことができない性分だからパニック障害になるのだけど)そのあとひどくならずに済んだのかもしれない。

 

苦しいのだけれども、本人の中だけで繰り広げられている「症状」で、だれもわからない、だれも経験していないんじゃないか、という気持ちがあって、それが不安を増幅させていきました。

 

そして、比較的早い時期に、この症状は、もしかしたらこころの調子が原因じゃないだろうかと本能的に感じるようになりました。気分がワサワサしてくると、具合が悪くなるのです。

そういうちょっとした前兆のようなものがあります。

倒れるかもしれないと思うと倒れるのです。