小さなあたまで大さわぎ

不安障害(不安神経症)パニック障害とうつの記録。

不安神経症というやっかいなもの。

こんにちは、ひかりです。

 全般性不安障害(不安神経症)・パニック障害

心療内科にかかり始めた。病名を告げられた。心療内科自体がまだまだ知られていない時代。

病名は、パニック障害と全般性不安障害(不安神経症)。

この病名がついたのは、実際に症状があって日常生活がスムーズにできなくなってしまったから(当時は不安神経症という病名)。
 

もっと昔はノイローゼといわれていた。最近では、不安障害、全般性不安障害、パニック障害といった感じの呼び方になっているようだ。

だいぶ時間が経ってから、主治医の先生に、

「わたし、ノイローゼじゃないですよね?」と聞いたことがあった(すごく心配だったから)。

 

そしたら、

「神経症をノイローゼって言うんですよ、だからあなたはノイローゼです」

ときっぱり言われ、へこんだことがあった。あれは自覚を促すための軽いスパルタちっくな解答だったのだと思うけど、ああ、はっきり言われるとねえってだれかに慰めてもらいたい気分だった。

 

不安神経症(不安障害)はどういう病気かというと

 「神経症は、以前ノイローゼと言われ、しばしば精神病と混同される誤解があるようですが、「神経症は主に心理的原因によって生じる心身の機能障害の総称」であり、精神病とは異なります。」

神経症(不安障害)と森田療法〜公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団 より

 

・・・わかりにくい。

 

精神病ではないというのは書かれているが、わたしの場合は、強迫観念の疾病恐怖の中に入る「精神病恐怖」のようなものがあったようで、このまま自分でなくなっていってしまうのではないかととても怖くておびえた。だいぶよくなってきてからも、ときどきこの「恐怖」がよみがえり、相当あとまで尾っぽを引いた。

 いろいろな神経症のバリエーションを体験

このように、実はいろいろな症状が合併してわらわらと出てきたりして、わたしの病気は〜ですとはっきり言えないところもあった。

特に最初の頃のまだたいしたことがない頃では、パニック障害だけを自覚していたとしても、何ヶ月か、何年かかけてじわじわと、神経症のいろいろなバリエーションを獲得しつつ、症状が肥大化、深刻化していった。

つまり、症状の種類がいろいろで、さらにそれらが相互に関係して複雑化していったわけで、一番ひどかった頃には、たくさんの症状があってなにがなんだかわからなかった(し考えてもみなかった。ネット検索はまだまだ検索できるれべるじゃなかったし)。

結局、いろいろな物事や自分について(心と身体)気になってくると、そのこだわりが極端なわだかまりや考え方になって、身体に反映させてしまうので、症状になり、それがフィードバックされて、心にも焼き付き、立派な〜症に発展していくという負のスパイラル、相互連関作用が繰り広げられていった。

森田療法でいうところの精神相互作用のようなものの症状版みたいな感じ。

負のフィードバック。

 

 そんなわけで、最初のパニック障害・パニック発作のほかに、

精神病恐怖(疾病恐怖)、

広場恐怖、

電車恐怖、

人混み恐怖、

人に会う恐怖、

人前で字が書けない、あるいは書痙(実際に手が震えて人前で字が書けなくなった)、

強迫性障害(確認に関するもの:戸締まり、火の元など)、

など、いま思い出しただけでもこんなに。

 

日常生活は大騒ぎ(こころのなかで)。実際は身動き取れないので、見た目はおとなしいというか固まっていた。

 名探偵モンク

だいぶ経って外へも出て行けるようになって、笑えるようになってからだけど、

大好きになった海外TVドラマがあった。「名探偵モンク」といって、主人公の探偵は神経症で、深刻な症状をたくさん(38とか言われている)抱えていて、自虐的コメディーなのだけど、自分と症状を比べたり気持ちが共感できたり(これも怖い)。

名探偵モンク - Wikipedia

細かい「イヤだと思う」ところがよく表現されていて、たぶん、そういう神経症的挙動や時期、行動、思いなどは案外と、だれもが経験し得る「共感範囲」なんじゃないかと思ったりもした。

あんなにコミカルなんだったら神経症でもいいかもと思え、なかったが、もしもそこそこテレビなんかを見る「余裕」はある、という神経症の人だったら観てみるのもいいかもしれない。

認知行動療法のような、自分と重なるような重ならないような、振り返ったり、確認したり、認知できたり、いろいろ発見があるかもしれない(ないかもしれない)。

身近に神経症の人がいて、理解したいと思っていたら、おすすめかもしれない(おすすめじゃないかもしれない)。

わたしはナタリー・ティーガーのようなアシスタント(探偵モンクのアシスタント。神経症にかなり理解がある)が本気で欲しかった。そうしたらもっと早く復帰できた(かもしれない)。

そういえば、「名探偵ポワロ」もかなり神経質で潔癖症の傾向があったような気がする。これも大好きでいまでもよく見ている。細かくてねちこいちまちましたストーリーが好きなのかもしれない。

アドベンチャーや殺し合いや驚くようなサスペンスなどは、ただでさえどきどきするのに、わざわざどきどきするしようと思わない。

わたしは潔癖症に関してはわりと短期間で消失したのを記憶しているので、人によっていろいろな症状のどこらへんが固着化するかが違うのだろう。

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細かいタイプの人がそういう傾向になりやすいかもと考えるとおおざっぱな人には、細かい性質は「負」に感じるかもしれないが、いま書いてきた「名探偵モンク」や名探偵ポワロ」のように(どちらも「名探偵」だ)、いろいろなことを繊細にとらえることやそれらを深く吟味したり、検討したり、研究したり「できる」心の傾向はある程度備わってる特質なように感じる。

神経症という特化した状態にはなってしまったけれど、この特殊な傾向をプラスに生かすことができれば、素晴らしいのですと思いたい。