小さなあたまで大さわぎ by りりん

不安障害(不安神経症)パニック障害とうつの記録。

パニック障害と全般性不安障害(不安神経症)にうつが隠れていた。

こんにちは、りりんです。

パニック障害

パニック障害というのは、外見的にはそんなに激しい発作でもないようなのですが、本人にとってはすさまじく恐ろしい発作(予期はあるものの、突然に近い感じで動悸がしてきてどきどきどきです、実際に身体には症状がでます。頻脈やめまい、目の前が真っ暗になっていく、冷や汗、悪寒、震えなども)で、「死ぬかもしれない」とか過呼吸ですので、「息ができない」といった症状が襲ってくるのです。そして、ほんとうに倒れてしまうことも多々あり、恐ろしくてだんだん電車やバスなどの乗り物に乗れなくなってしまうこともあります。長くても一時間くらいで収まるのですが、その長いこと。

そして、わたしは教科書通りにきっちりとこの症状をたどりどんどん悪化していきました。

一応、wikipediaの説明を載せておきます。わたしはもうずっと放置していましたからひどくしてしまいました。思えば、パニック体質なのかもしれません。。。

パニック障害(パニックしょうがい、英語: Panic disorder ; PD)とは、予期しないパニック発作(Panic attacks, PA)が繰り返し起こっており、1か月以上にわたりパニック発作について心配したり、行動を変えているという特徴を持つ不安障害に分類される精神障害である。きっかけのないパニック発作は、4つ以上の特定の症状が急速に、10分以内に、頂点に達する。典型的な悪化の仕方では最終的に広場恐怖症へと進展する。

『精神障害の診断と統計マニュアル』第2版(DSM-II)における不安神経症は、1980年の第3版のDSM-IIIでは本項のパニック障害と、パニックがなく不安―心配―だけが持続している全般性不安障害へと分離された。1992年には、世界保健機関(WHO)の『国際疾病分類』(ICD-10)にも記載された。DSM-5ではパニック症の診断名も併記されている。wikipediaより

 この説明の中の4つ以上の特定の症状というのは、13項目あるうちの4つにあてはまるとあなたはパニック障害ではないでしょうか確率が高いですというものです。

その13項目を自分の参考のためにもここに記録しておきます(ガイドライン13項目)。

A. 特に、きっかけがなくて(クマに遭遇したとかそういうことがなくて)こういう症状になることがありますか?

  1. 心悸亢進、心臓がドキドキする、または心拍数が増加する
  2. 発汗
  3. 身震い、手足の震え
  4. 呼吸が速くなる、息苦しい
  5. 息がつまる
  6. 胸の痛みまたは不快感
  7. 吐き気、腹部のいやな感じ
  8. めまい、不安定感、頭が軽くなる、ボンヤリする
  9. 非現実感、自分が自分でない感じ
  10. 常軌を逸してしまう、狂ってしまうのではないかと恐れる
  11. 死ぬのではないかと恐れる
  12. 知覚異常(しびれ感、うずき感)
  13. 寒気またはほてり

上の項目のうち4つ以上が当てはまったら、

  1. 1.上記Aの症状のいくつかが、ほぼ同時に現れる現象(パニック発作)が繰り返し生じている
  2. 2.「またパニック発作が起きるのではないか?」という心配(予期不安)がある
  3. 3.パニック発作を経験してから、外出や乗り物に乗ることなどが苦手になった(広場恐怖)

の項目に当てはまるものがある場合には、パニック障害の可能性が考えられます。

というものです。

以上は、国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター病院のパニック障害のところより引用しました。くわしいパニック障害のセルフチェック表などはこちらにあります。わたしが発症して大変だったときにはこうしたサイトもなかったので、とても心配でした。いまは便利ですね。

パニック障害|国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 病院

パニック障害についての、もう少しわかりやすい説明はこちらにありました。

パニック障害ってどんな病気?

(「マイクリニック」というお医者さんを探すサイトのなかの病気解説のページ。監修/北村 聖 東京大学医学教育国際協力研究センター教授)

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 全般性不安障害(不安神経症)

そして、もうひとつの病気、不安神経症(全般性不安障害)は、パニック障害が入るグループの神経症の大きなくくりのような感じです。1980年に米精神医学会の診断基準で、パニック障害と不安神経症が分別されました(上記のwikipedia記事参照)。いつもいつも不安な気持ち、漠然とした大きな不安感があり、日常生活が立ちゆかなくなるものです。

全般性不安障害(ぜんぱんせいふあんしょうがい、Generalized Anxiety Disorder, GAD)は、過度で制御できない、多くは理由なき不安のために日常生活に多大な影響を及ぼしている、不安障害の一種である。診断には、症状は最低6か月以上継続しており、かつ社会的・職業的・その他の面で不全を及ぼしている必要がある。

DSM-IV(英国国立医療技術評価機構 2011)の基準では以下を満たす必要がある。

  1. 仕事や学業、将来、天災、事故、病気などのさまざまな出来事または活動について、過剰な不安と心配がある。しかし、その原因は特定されたものではない。
  2. 不安や心配を感じている状態が6ヶ月以上続いており、不安や心配がない日よりある日のほうが多い
  3. 不安や心配は、次の症状のうち3つ以上の症状を伴っている。
    • そわそわと落ち着かない、緊張してしまう、過敏になってしまう
    • 疲れやすい
    • 倦怠感
    • 動悸・息切れ
    • めまい・ふらつき感
    • 集中できない、心が空白になってしまう
    • 刺激に対して過敏に反応してしまう
    • 頭痛や肩こりなど筋肉が緊張している
    • 眠れない又は熟睡した感じがない

wikipediaより

 マインドフルネスの瞑想法でこの間、NHKの番組「ガッテン」に出演していた精神科医の貝谷 久宣先生が説明されているサイトがあって、わかりやすいです。ここにも載っていますが、自律神経失調症とも区別がつきにくく(ほぼそっくりです)、内科関係の病気の症状とも区別がつきにくく、病院を転々とする場合も多いそうです。

全般性不安障害

もちろん、わたしは自律神経も失調していました。これはまた別の時に書きます。

さて、このようにふたつの似たような病気を説明して、どうなのかというと、はっきり言って、このふたつでもう人生は手一杯なのでした。自律神経失調症もありますから、3つ。これだけで、人生はあっぷあっぷ、もうキャパはありません。

なのに、隠れていてわからなかった病気がもうひとつありました。突然でてきたわけではないのですが、

うつ。

抗うつ剤が出ていたが、そんなに深く考えていなくて(考えたりするような気力もなかった。されるがまま、なされるままに処方されてそこそこ飲めた薬を続けていた)、それでどうこう、よくなったかどうか、心地よく眠れているかどうか、疲れが取れているかどうかなんて考えるどころではありませんでした。

ある日の診察で先生が、

「うつもありますが、どうですか?最近は」

「・・・」

わたしはうつでもあったのだということがこの日に判明しました。

この「うつ」というのも、「うつ状態」「抑うつ状態」「うつ病」「大うつ病」などいっぱい言い方があって、すごくわかりにくいです。わたしがどれなのかというのも不思議なくらいわかりにくかったです(長患いだったから「うつ病」があるということで、もちろんそうだったとは思いますが、実はもっと流動的な気がします)。

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どれに関しても基本は「抑うつ状態があること」で、これがいわゆる「うつ」の症状があることという意味です。「抑うつ状態」は誰にでも起こることで、たとえば離婚や職場のトラブルや、不慮の事故、ケガ、病気、なにかの人生上の突発トラブル、大きな変化などで一時的にやる気を失ったり、落ち込んだりします。これは当然なことで当たり前です。が、これが二週間以上続いて、しかも何をやっても気が晴れないという状態だとうつへ移行するといわれています。

が、人間ていうのはそんなに早く立ち直るものでしょうか。二週間で離婚とかから元気に復活していたら(しているように見えたら)、返ってあやしいと心配されてしまうような気がします。

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「抑うつ」の意味

ちなみに「抑うつ」という言葉について、わたしはずっとわけがわからない状態で、意味がはっきりしない状態で、めんどくさいのでそのままの状態で放っておいてありました。ときどき「抑うつ」ってうつを抑えているので、まだうつ病を発症していないくらいのちょっと軽いうつ病なのかなあ、と思っていました。

が、本当の意味は、今回しっかりと調べてみてやっとわかりました。備忘録で書いておきます。

 

「抑うつ」というのは、病名ではなくて「状態」。

「抑うつ」の「抑」というのは、「抑えつけられたようなゆううつな気分になる」という意味で、うつを抑えるという意味ではない。

 

「抑うつ」を普通に読んで解釈すると、うつを抑えるとなるような気がして、実際にそういう傾向の説明をしてあるサイトもけっこうありました。が、違う。これですっきりしました。

「抑えつけられたようなひどいゆううつな」気分、落ち込みなどのことを「抑うつ」と言うのでした。

あ〜すっきりした。

 

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それから、わたしのように神経症などのひどい病気になってしまって、仕事も生活もお休みになってしまったら、落ち込んでしまってもしょうがないと思います。

実際、神経症などではうつがセットになることも多いようです。

 

ただ、わたしはうつの自覚がぜんぜんほとんどありませんでした。元気ない、やる気ない、だるい、ゆううつ、生きていてもしょうがないなあというのはパニック大発作で倒れてしまう前からずっとそうだったので、無自覚でした。うつだなんて考えたこともなかったです。

倒れる1年くらい前に離婚をしているので、さらにその前の何年間かから実はうつが忍び寄っていたのだと思います。

じわじわと具合が悪くなっていくやっかいさがよくわかりました。

心の領域のあいまいさ

いままでずっと自分の心と折り合いをつけるために苦労してきて感じることは、心の領域に関して、

いろいろな病名があって、ああ、こんなになっちゃった(日常生活がうまくいかなくなったなど)というショックと落ち込みがあるとしても、実際には、ほんとうのところは、医学のパターンや分類、基準などにきっぱりときっちりと当てはまることの方が少ないのかもしれないと思ったりしました。

それだけ心は複雑でわかりにくいのだと思った方がいいのではないかと。

心というのは、あれもちょっとあるし、これもちょっとあるし、こういうときもあるし、というファジーな特徴を持っている。

揺れ動きまくっている、というのが本当かもしれない。

先生に、「うつがありますね」と言われて、ショックはショックでしたが、そのうちにすとんと納得するところができて、ほっとする面がありました。

あ〜だから、やる気がなかったのね、言われることがいちいち気になったり、悪い方に取る感じだったのねと思えました。

あのときにうつがあるとはっきり言ってもらったおかげで、わたしのなかで「うつ状態」の感じをチェックする機能が働いていくようになりました。

ただし、神経症が主な症状で、心の大半を陣取っているので、これが手強くて、性格もありますが、すぐに自分を責めてしまう方へ考えが泳ぎます。

なんてダメな人間なのだ。

それに対して、

うつがあるもんね

と少し開き直れる(よく言えば認知)ことができるようになったせいで、気が楽になったこともありました。

 たったこれだけのことで、わたしのなかの「うつ」の部分がだいぶ明るみにさらされて日の目を見て、認識の対象になったのでした。